こんにちは。10月よりグリーンキーパーを務めております、中村です。
この夏の猛暑で傷んだグリーンがまだ十分に回復しきれておらず、ご来場いただいた皆様にはご迷惑をおかけしてしまい、心よりお詫び申し上げます。
厳しいご意見をいただきましたことを真摯に受け止め、コース管理部スタッフ全員で改善に向けて日々取り組んでいます。
今冬からグリーンにシートを掛け、霜や凍結から保護しています。

今秋に芽吹いた新芽を守り、来春へ繋ぐ大切な作業です。
日中は冬の乾燥を防ぐ為、散水、肥料散布などを行いながら、芝の反応を観察します。

風向きや気温の変化によっても水の浸透具合が変わる為、毎日が試行錯誤です。
最後に、その日の作業を記録し、翌日の計画を立てます。
芝の反応はすぐには見えませんが、積み重ねが必ず結果につながると信じています。
芝は「生き物」であり、日差しや雨、わずかな気温の変化にも敏感に反応します。
その繊細さに向き合うことが、グリーンキーパーの責任であり、やりがいでもあると感じています。
◎来年2026年に向けた目標と計画
来年も男子プロゴルフの試合を控えており、最高のコンディションを提供することを目指します。
そのために、簡潔ではありますが以下の目標を掲げています。
・春までに芝の根を強化冬の養生を徹底し、春先に健全な芽吹きを迎えられるよう準備します。
・梅雨期の病害対策高温多湿で発生しやすい病害を未然に防ぐため、資材の投入計画を立てています。
・夏場の耐暑性強化今年の反省を踏まえ、散水・刈り込み・施肥・施薬のバランスを見直し、猛暑でも耐えられる芝づくりを目指します。出場される選手はもちろん、ご来場いただくお客様に胸を張ってお迎えできるよう、責任を持って管理に取り組んでまいります。
グリーンだけでなく、フェアウェイ、ラフ、バンカー、そしてフットゴルフと、コース全体の整備をコース管理部全員で努力してまいりますので、これからも温かいご支援とご指導をいただければ幸いです。
長々となりましたが、今回も読んでいただきありがとうございました。


担当:中村 憲治 (コース管理部 グリーンキーパー)





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